アクセサリーとしても活躍。高品質でリーズナブルなミニマル腕時計
はじめに
最近、何かと注目されているミニマルなデザイン腕時計。毎年、数多くのミニマルな腕時計が発売され、時計マニアもその種類の多さに目移りしてしまうほど。
装飾を必要最低限に抑え、シンプルさを極めることでモノ本来の美しさを追求する「ミニマリズム」。ひと昔前は、装飾の多い派手な時計がトレンドでしたが、ここ数年で時計そのものが持つ美しさを際立たせるデザインが人気になりつつあります。
ここではミニマルな腕時計について深堀りしていきます。最新のトレンドからミニマルな腕時計ブランドのおすすめポイント、残念なポイントと併せて詳しく解説しています。時計選びの参考にしてください。
ミニマルな腕時計を身に着ける理由
数あるモデルの中から、精巧なつくりで 誰ともかぶらない自分だけのミニマルな腕時計を見つけることは容易ではありません。時計選びは慎重にすることをおすすめします。
「ミニマルウォッチのどこがいいの?」「ミニマルな腕時計をわざわざ買うメリットって何ですか?」ミニマルなデザインの腕時計が人気になり始めた頃からこの様な声も聞く様になりました。わざわざミニマルな腕時計を購入する理由はなんでしょうか?主な理由は7つあります。
- カジュアル、ビジネス、フォーマル、ファッションどんなコーディネートにも合わせやすい汎用性。
- きちんと感がでる。堅実な印象を与えてくれる。
- 時計自体が主張しすぎないので、つける人の個性やスタイルに合わせやすい
- 時計ではなく本人に焦点があたるため、自分を持っている人に見られる。
- 比較的リーズナブルな値段で、優れた職人の作るものをつけられる。
- 視認性に優れたデザインのものが多いので、時間を楽に確認できる。
- スマートフォンを取り出すことなく手軽に正確な時間を知ることができる。
ミニマルウォッチ総合評価ランキング
1.Philosopher-ノードグリーン
総合評価:9.8/10 (A+レベル)
- デザイン: 9.8/10
- 素材: 9.7/10
- ディティール: 9.7/10
おすすめポイント
- ミニマルデザインの腕時計の中でも卓越したデザイン性。ユニークで特徴的。
- 高品質な日本製のミヨタのムーブメントを使用。
- リューズ、ケースの曲線、秒針などディテールにこだわりが見られる。
- 肌触りの良いレザーストラップをはじめ、ストラップの色や種類が豊富。
- サステナブルな取り組みにも力をいれている。
購入後、30日間の返金保証あり。
2021年9月15日から特定ミッフィー腕時計としてmiffy x Nordgreenコラボレーション商品としても購入可能になりました。
残念なポイント
- 人気商品なため在庫が無いことがある。
下記のボタンにてNordgreen日本公式サイトで商品が確認できます!
注意すべきミニマル腕時計3つのウソ
ミニマル腕時が注目される一方で、誤解や間違った噂も数多く見られます。ここではミニマル腕時計に関する3つのウソを取り上げ、それぞれにコメントを書いてみました。
ウソ1:ミニマルデザインの腕時計は安っぽく見える
インターネット上でよく目にとまるのが「ミニマルな腕時計は安っぽく見える」です。確かにミニマルデザインの腕時計は、豪華な装飾の時計と比べてもシンプルに見えますが、『シンプル=安っぽい』と言うことではありません。そもそもミニマリズムの本質は装飾を必要最低限に抑え、シンプルさを極限まで追求し、モノ本来の美しさを表現することです。 「Less is more(少ない方が豊かである)」と言う言葉がある様に、『少ない=安い、質素ではなく』大切な物だけを選んだ結果、ミニマルなデザインになったと言う考え方です。ミニマルなデザインの腕時計は一見するとシンプルですが、実は全体のバランスが秀逸で、ディテールの美しい時計が多いのです。近年では多くのセレブや富裕層も好んでミニマルなデザインの腕時計を身に着けています。きちんと選んだ腕時計は、つける人の魅力を最大限に引き出してくれます。世間でようやく注目され始めたミニマルな腕時計、ブームが来る前にチェックしてみるのも良いかもしれません。
ウソ2:高品質な分、値段が高い
高品質でデザイン性に優れている腕時計は「値段が高い」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。 実際、腕時計の値段は様々な要因で決まります。時計を手掛けるデザイナーや職人の数。時計が完成するまでの工程数や、ブランドがユーザーの手に渡るまでの仲介業者の数によっても値段が変わります。ブランドイメージの付加価値によって値段が上下する場合もあります。また 時計の値段は本来のクオリティーとは関係なく主観的に決まることもあります。例えば、数万円でつくられた時計が、50万円以上の高級腕時計として店頭に並ぶ場合も十分あり得ます。この様な場合、時計の本来の品質とは無関係に値段が設定されていることになります。
反対に手頃な値段で手に入る時計の場合、品質を心配される方がいます。確かに中には値段なりの時計もありますが、値段が安いからと言って品質が劣るわけではありません。時計のクオリティーを判断する基準として、ケースやリューズなどのパーツを一つ一つ丁寧に調べていくことをおすすめします。腕時計の専門家は、手頃な値段で質の良い時計は、きちんと探せば簡単に見つかると断言しています。素材そのものの質が良ければ、2万円台の時計でも安心して購入できます。実はリーズナブルな価格で購入できるミニマル腕時計。 きちんと選べば手頃な値段で完成度の高いミニマル腕時計に出会えるはずです。
ウソ3: スマートフォンがあれば腕時計は必要ない
誰でも一台スマートフォンを持つようになった現代。時間を見るだけならスマートフォンで十分ですし、わざわざ腕時計をつける必要はないと考える人もいます。しかしこれだけスマートフォンが普及しているにも関わらず、腕時計がなくならないのには理由があります。まず手首につけると時間が瞬時に確認できること。またスマートフォンと違い、腕時計の場合バッテリーが1日でなくなる心配もありません。特に災害の多い日本では、スマートフォンと併用して時計を持っておくと、もしもの時も安全です。
実用面だけでなく、ファッションとしても腕時計は重要なアイテムになります。服装が決まらない時も、腕時計があればそれがワンポイントとなり、コーディネイト全体のセンスアップにつながります。鏡の前に立って、時計をつけた時とそうでない時を比較してみてください。印象が随分違って見えませんか?この様に腕時計は時間を知るだけでなく、ファッションとしても重要な役割を果たします。
知っておくべきミニマル腕時計3つのホント
それにしても本当のところミニマルウォッチはどうなのでしょうか?実際、腕時計を愛用している方の声を参考に、ミニマル腕時計の「ホント」をまとめてみました。
ホント1:流行や時代に左右されない
豪華で装飾の多い腕時計にはトレンドがあります。その様な時計はそれ自体が主張しすぎるため、トレンドが過ぎると古いイメージがついてしまいます。一方で必要以上の装飾を省き、シンプルさを極めたミニマルな腕時計は流行りに左右されることなく、いつまでもおしゃれな腕時計として身に着けることができます。クオリティーの高いミニマルな腕時計は、コーディネートを邪魔せずつける人の魅力を引き出せるアイテムとして、ファッション業界のプロからも注目されています。
ホント2:汎用性が高い
シンプルなデザインのミニマルウォッチは汎用性が高く、男女問わず幅広い年齢の方に似合います。また、オフィスコーデやホテルディナー、普段使いやアウトドアなど、どんなシーンでも印象を崩すことなくトータルコーディネートをまとめ上げてくれます。エレガントなミニマル腕時計が1本あれば、TPOに合わせてわざわざ時計を買い替える必要はありません。ですから、ファッションを引き立てどんなシーンにも対応可能なミニマルな腕時計は、多くの人々に愛用されているのです。
ホント3:高品質で手ごろな値段
実はリーズナブルな値段で購入できる時計が多いです。働き盛りの30代、40代の方はもちろん大学生や新卒の社会人など、幅広い年代の方が購入できる手軽さが魅力です。装飾を最小限まで省略して作られた時計は、装飾に趣向を凝らした豪華な時計と比べてコストがかかりません。高品質で洗練されたデザインなのに2~3万円台と多くの人の手が届く価格帯です。そのこともミニマルウォッチが幅広い年代から支持されている理由です。
次にミニマル腕時計を選ぶ時に気を付けるべきポイントを見ていきましょう。
ここからは腕時計評価総合ランキング1位から5位をご紹介します。このランキングはデザイン、素材、コスト、技術力、顧客満足度など様々な観点から世界のミニマルデザイン時計を評価し、作成しました。時計職人やデザイナーなど実際に腕時計に携わっている「プロ」の目からの総合的判断も併せた客観的な評価になっています。購入の際の参考にしてみてください。
時計職人や腕時計ユーザーの評価を総合的に判断した結果、男性用ミニマル腕時計のランキングトップ5は御覧の結果となりました。総合評価は10点満点で評価しています。
総評
北欧デンマークの腕時計ブランド、ノードグリーン(Nordgreen)のフィロソファ(Philosopher)はエレガントなデザインが魅力。ノードグリーンの時計デザインを手がけるのはヤコブ・ワグナー氏(Jakob Wagner)。あのBang & Olufsenや Hay、 Capelliniを作り上げたデザイン界の巨匠です。彼自身、IF デザインアワードを5回受賞しており、彼のプロダクトデザインは世界でも高い評価を受けています。フィロソファも高品質な素材が使われていて高い技術力が垣間見えます。フィロソファのムーブメントには高精度な日本製のミヨタのムーブメントが搭載されています。また時計のケースには、316Lステンレス鋼を使用することで金属アレルギーの方でも安心して時計をつけられます。3時の方向にあるリューズは本体とのバランスも良く、ユーザーのことを考えた大きさと扱いやすさになっています。時計本体の裏にはノードグリーンのロゴが刻印されています。
しかしフィロソファのデザインで特筆すべきは文字盤上の上を走るアシンメトリーな秒針。先端が剣のような形の秒針は、なめらかに時間の流れが続くことを意識させてくれます。チーフデザイナーのワグナー氏は「過去、現在、未来へ続いていくことを思い出させてくれる」とフィロソファを表現しています。
またノードグリーンは社会貢献活動にも力を入れています。「教育」「健康・衛生」「環境」の中から一つ選び、それぞれのNGO団体に購入金額の一部が寄付される仕組みになっています。
フィロソファはデザイン、素材、安全性ともに高レベルです。それにも関わらず2万円台で購入できるのは大きなポイントです。ユーザーレビュースコアも高く、レビュー総数3000以上で5点中4.8の評価でした。
総合判定1位に輝いたのはでノードグリーンのフィロソファです。
おすすめミニマル腕時計TOP5
2.Helvetica No.1 Light-モンディーン
総合評価:8.8/10 (B+ レベル)
- デザイン: 8.6/10
- 素材: 9.3/10
- ディティール:9.1/10
おすすめポイント
- 有名なスイスの時計
- 汎用性が高いミニマルデザイン
- 高い技術力が盛り込まれている
- 見た目が簡素で清潔。
- 値段相応の高品質。
残念なポイント
- 同じ値段の時計と比較して突出する特徴がない。無難なデザインの時計。
- 他のミニマルな腕時計と特徴が似通っている。
- ケースに使われている素材が不明。
総評
スイスのエレガントでミニマルな腕時計、モンディーン(Mondaine)の ヘルベチカ(Helvetica) No.1ライトは、モダンでシンプルなデザインが魅力。時計のパーツも細部まで丁寧に作り込まれており職人の技術の高さが伺えます。
ラグ(時計本体とストラップをつなぐ金具)や、日付表示の上に刻印されているブランド名が時計の個性を表現しています。ムーブメントにはスイスのロンダ715を使用。ケース素材はステンレス製です。(※316Lステンレス鋼とは明記されていません)
個性的な文字盤のヘルベチカ No.1ライトですが、似通ったデザインのミニマル腕時計がよく見受けられるのも事実です。そのため人によっては、このミニマルな腕時計にオリジナリティーを感じないかもしれません。 ミニマル腕時計の中では高い品質を誇る分、値段が高めになっています。
3.Solar White Silver Mesh-ソリオ
総合評価: 8.1/10 (Bレベル)
- デザイン: 7.9/10
- 素材: 8.9/10
- ディティール:9.1/10
おすすめポイント
- 環境に配慮したサステナブルウォッチ。
- 清潔感があってエレガントなルックス。
- 太陽電池を使用するため電池交換の必要が無い。
- ケースには腐食に強い316Lステンレス鋼を使用。
残念なポイント
- 平凡なデザインで時計自体に大きな特徴がない。
- ミニマルウォッチとしては比較的価格が高い。
総評
ソリオ(Solios)は、サステナブルな取り組みを行っている時計ブランドです。時計の購入金額の一部が熱帯雨林を保護する支援金に使われるなど環境に配慮した取り組みを行っています。簡素でエレガントなルックスで、テクノロジーを結集した未来志向の時計であるといえます。
ソーラーホワイト(Soler White)シルバーメッシュの 文字盤には再充電可能な太陽電池を使うことで従来の時計が避けて通れなかった電池交換の必要をなくしています。2時間充電すると、約6ヶ月間使用できます。ケースには316Lステンレス鋼を使用し金属アレルギーの方にも配慮された素材で作られています。
地球環境に配慮したサステナブルな時計である一方で、デザインに大きな特徴は見られません。清潔感のあるエレガントなデザインでありながら他のミニマルな腕時計との違いが感じられないと言えます。おそらくリューズや秒針、ケースにいたるまで時計自体がシンプルにつくられ過ぎているためでしょう。
4.Silver Tone-スカーゲン
総合評価: 7.6/10(C+レベル)
- デザイン: 7.2/10
- 素材: 8.6/10
- ディテール:8.8/10
おすすめポイント
- ローマ数字が描かれている文字盤に長方形のケースが他のミニマルな腕時計と比べて特徴的。
- 汎用性の高いデザインで、どんなシーンにも合わせられる。
- 比較的手頃な値段で購入できる。
残念なポイント
- リューズのデザインが平凡で、特徴がない。
- 時計に使用されているステンレス素材の種類が明記されていない。
- 人によってはケースの厚みが気になる場合がある。
総評
スカ―ゲン(Skagen)の2針、シルバートーン(Silver Tone) のスチールメッシュ腕時計は、モダンなデザインのケースと、クラシックなローマ数字と文字盤のコントラストが印象的。ミニマルな腕時計では珍しい長方形のケースとなっています。
フォーマルから普段使いまで、どんなファッションやコーディネートにも合わせられる汎用性の高いデザインが魅力のシルバートーン。手頃な値段で購入でき、手首のフィット感も良いのでユーザー満足度も高いです。
残念な点は時計のデザイン。特にリューズのデザインが平凡で特徴に欠けています。ミニマルな腕時計は趣向を凝らしたリューズのデザインが多い中、特徴のないものになっています。また時計に使われているステンレスの素材が明記されていません。 時計本体にはステンレススチールが使われているようですが、316Lステンレス鋼なのか、その他のステンレス素材なのかはっきりと分かりません。金属アレルギーが心配な方は購入をためらうかもしれません。 また人によってはケースが厚すぎると感じる方もおられるそうです(時計の厚さは人の好みによります)。
5.Classic St Mawes 36mm-ダニエル・ウェリントン
相互評価: 7.1/10 (C-レベル)
- デザイン: 7.1/10
- 素材: 6.1/10
- ディティール:5.9/10
おすすめポイント
- 手頃な値段。
- 信頼性の高いムーブメントを使用。
- 汎用性が非常に高い。
残念なポイント
- デザイン性に乏しい。他のミニマルな腕時計とデザインが似通っている。
- 腕時計の素材について明記されていない箇所が多い。
- ブランド自体のオリジナリティが弱い。
総評
北欧のミニマルな腕時計ブランド、ダニエル・ウェリントン(Daniel Wellington)のセント・モース(St Mawes) クラシックの36㎜はシンプルなデザインの腕時計。ユニセックスかつエレガントなデザインで、どんなコーディネートやスタイルにも合わせられる汎用性が魅力です。
セント・モースは日本製ムーブメントを使用した美しいローズゴールドのケースが目を引きます。 時計本体の素材にはダブルメッキステンレススチールが使われています。時計を初めてつける人にはシンプルで汎用性が高く値段も手ごろなこのブランドに満足する人が多いです。
一方、自分だけのオリジナルな時計を探している方には、特徴がないセント・モースのクラッシック36㎜はデザインがシンプルすぎて物足りないかもしれません。ケースやリューズ、針のデザインは類似しているものが多く見られます。
平凡なデザインを好まれる方には手頃な値段のダニエル・ウェリントンはおすすめです。しかし、デザインを追求する人にとっては他のミニマルな腕時計との違いがないというデメリットがあります。またレザーの種類など素材について明記されていない箇所が多いのも気になります。
結論としては、手頃な値段で無難なミニマルな腕時計をお求めならダニエル・ウェリントンはうってつけだと言えます。