腕時計で自身の内面を表現してみませんか?

皆さんは大勢の仲間と過ごすより、一人の時間を大切にするタイプですか?また自身の内面を深く見つめ、その世界に没頭するタイプですか?

もしこの二つに当てはまるのであれば、もしかしたらあなたは内向的な人間なのかもしれません。スイスの精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユングの分類によると、人間は2つのタイプに分けられるそうです。ひとつは自分が何かを意思決定するときに自分の内面と対話を重視する内向的なタイプ、他社との関係性を重視する外交的なタイプです。日本語で内向的というとネガティブなイメージを持たれがちですが、実際はそんなことはありません。ユングによると内向的な人間は「内界の主観的要因に関心が向く。思慮深い。周りの意見に左右されない」とされています。また、とある心理学の調査によると内向的な性格の人の多くは知的で、内省し、豊かな精神性を持っているそうです。そして何よりも一人で過ごす時間を大切にする人が多いそうです。

内向的な人は大勢の人が集まる賑やかなパーティーよりも一人で映画鑑賞の時間を楽しみたいと考えるのです。しかし彼らは決して人嫌いというわけではありません。また友人は多くはありませんが、数少ない友人をとても大切にします。内向的な人は、大勢の人間と集まるよりも一人の時間を好み、ものごとをじっくり考えます。そこで得た発想やひらめきから素晴らしい成果を出すのです。要するに内向的な人は自分の考えや感情に関心を持ち、クリエイティブである、いわゆる「哲学者」タイプが多いのです。

 この記事ではそんな内向的な人にふさわしい哲学者の名を冠した腕時計をご紹介します。手元で知性を表現する腕時計、内向的な人に似合う時計とは、どんな時計なのでしょうか?その前に一般的な腕時計が持つイメージを見ていきましょう。

腕時計にはライフスタイルや個性が表現される

腕時計にはその人の個性が凝縮されています。つまり腕時計をとおして、その人の性格やライフスタイルが表現されているわけです。もちろん腕時計と同様に服や靴、アクセサリーの様なファッションもその人を「判断」する材料になり得ます。

例えば腕時計ブランドのオメガ(OMEGA)のスポーティーなモデルは「活発」「冒険好き」「スポーティー」などのイメージを持たれがちです。またブライトリング(BREITLING)は「フォーマル」「男性的」「ビジネスに慎重」などのイメージがあり、時間をきちんと守る男性が身につける印象があります。

個性をつくる人気の腕時計ブランド

時間を確認するだけならスマートフォンでも十分です。しかし腕時計の役割はそれだけではありません。身につける腕時計ひとつで、どんなタイプの人間なのか見えてきます。言い換えれば、腕時計は自分自身の“個性を表現”する重要なアイテムなのです。

 人間は良くも悪くも第一印象で無意識に他の人の特徴や人柄を予想する癖があります。とある研究によると、人間は他人が身につけているものに対して瞬時にその人の特徴を経験則に基づいて決定するそうです。さらに米国プリンストン大学の研究では1秒以内に第一印象は決まるそうです。それは腕時計についても同様です。

 例えばゴツゴツした、派手な装飾の時計を身につけている人を想像してください。派手で自信家な人をイメージしませんか?またスポーツタイプのカジュアルウォッチを身につけている人だと遊び心のある頭の柔らかい体育会系の人を想像しませんか?ここで人気の時計ブランドがユーザーに与える世間一般のイメージについてまとめてみました。

  • ロレックス:野心家、パフォーマンス重視、普段から最高品質な逸品を好む。
  • タグ・ホイヤー:完璧主義者、几帳面、外交的。
  • カシオ:謙虚、堅実、現実主義者。
  • パネライ:高級嗜好、都会的、クリエイティブ。
  • ブライトリング:大胆、男性的、几帳面、独立心旺盛。
  • オメガ:挑戦好き、スポーツ好き、新しいもの好き。

もちろん映画『Expendables 3』のジェイソン・ステイサムが身につけているブライトリングの様に全てが男性的なモデルというわけではありません。しかしブランドイメージとしてブライトリングは男性に似合う腕時計という印象が強いことは間違いありません。

 このように腕時計はその人の印象を決めるアイテムになります。個性を表現する時計の選択は慎重にすることをおすすめします。これから紹介する腕時計は、内向的な皆さんの個性を表現する時計です。知的で独創的、思慮深く、主観的な要因に興味を持ち、一人が好き。そんな内向的な人にふさわしい「哲学者の時計」をご紹介します。

フィロソファ:哲学者の名を冠する ミニマルウォッチの最高傑作

2017年にデンマークで誕生したノードグリーン(Nordgreen)は、SNSを中心に世界で注目を集めているサステナブルな腕時計ブランドです。ノードグリーンの時計デザインを手掛けるヤコブ・ワグナー(Jacob Wagner)氏が「人と製品の一体感を考えてデザインしています。いい製品とは、人々とひとつに馴染んでいることなんです」と雑誌の中で語っている様に、ノードグリーンの腕時計一つひとつには、彼や職人の想いが投影されています。その中でも創設以来、高い評価を誇るフィロソファ(Philosopher)は、その名前(フィロソファ=哲学者)が示す通り、北欧のミニマルスタイルに“哲学的な要素”を落とし込んだ逸品。2021年には世界三大デザイン賞の一つでもある「iFデザイン賞」を受賞するなど、ユーザーのみならず国際的にも高い評価を得ています。そんなフィロソファは、都会の喧噪から離れ、自分自身の世界を大切にする内向的な人にふさわしいモデルです。

フィロソファに込められた「哲学」が凄い

フィロソファは“過去から学び、より良い未来を創造する” “人々の異なった思考/価値観”をコンセプトにつくられたモデル。そんな想いが投影されているフィロソファは、どんな腕時計なのでしょうか?

時計全体のバランスが審美性を高める

ノーグリーンのデザイナー、ヤコブ・ワグナー

フィロソファと哲学的な要素を結びつけるものはそのデザイン性。北欧のミニマルスタイル=シンプルと捉えられがちですが、このフィロソファはシンプルに見えて緻密。パーツの大きさや身につけた時の全体のバランス、光の角度による見え方など全て計算されつくられています。一見、簡素に見えて複雑につくりこまれたデザインの奥深さは、自分の内面と向き合う哲学者と通ずる部分があるのではないでしょうか。

質感の良いチャプターリングは、光の当たる角度によって絶妙に変化する色合いを楽しめます。また、ヘアライン加工が施されたケースは艶感をおさえたマットな仕上がりになっています。その中に収まっている ホワイトの文字盤の上には、3針と日付表示、そしてノードグリーンのロゴを配置。すっきりとしたデザインで視認性に優れ、ビジネスシーンでも活用できる実用性の高さも兼ね備えています。さらにインデックス部分に傾斜をつけることで時計に奥行きや立体感をもたせています。アシンメトリーな秒針は、先端にいくにつれて細くなる形状が非常にユニーク。さらに秒針のみをグレーに塗ることで、時計に躍動感を与え、時間の流れが続くことを意識させてくれます。また、時計本体の裏蓋には砂時計をイメージしたデザインレーザープリントで施されています。このように細部に注目すると、私たちの人生がまだその先に存在することを思い出させてくれます。余計な装飾を削ぎ落し、時計本来の審美性のみを追求したフィロソファは、身につける人に知的で洗練された印象を与えてくれます。

上質な素材を採用

フィロソファはデザインだけでなく、選び抜かれた素材にも特徴があります。ケースの素材にはステンレスの中でも上質な316ステンレススチール(ステンレス鋼)を使用。ステンレススチールは耐久性に優れ、錆びにくいため金属アレルギーの方も安心して身につけることができます。さらに細部の技巧が素晴らしく、ただ“デザインが美しい”だけでないことが分かります。例えばケースの横に配置されているリューズは非常につまみやすいように細かい起伏が刻まれています。また、リューズの中央にはノードグリーンのロゴがあしらわれています。時計本体の裏蓋にはロゴとモデル名が刻印されています。この様な細かな細工は、老舗ブランドの高級腕時計にも引けを取りません。2万円台とリーズナブルな価格帯でありながら品質に対する一切の妥協がなく、各パーツには高品質な素材のみが使われています。

時計全体のバランスや一体感が絶妙で、身につけた時の「特別感」は他のブランドではなかなか味わえないものがあります。この様に奥深いデザインや、上質な素材、さらにはその背景にあるデザイナーの想いが、多くのユーザーを魅了しています。

フィロソファのデザインは、デザイン界の巨匠と称されているプロダクトデザイナーのヤコブ・ワグナー(Jakob Wagner)氏が手掛けています。ワグナー氏はこれまでBang & Olufsen、Hay、Capelliniをはじめ、世界の有名ブランドのデザインに携わってきました。またワグナー氏は世界三大デザイン賞として名高い「iFデザイン賞」を5回受賞しています。そんなデザイン界の巨匠がデザインするフィロソファは、流行に左右されない、腕時計が本来あるべき美しさを追求した傑作といえるでしょう。物事を深く考え、自身の世界観を大切にする哲学者に似合う逸品です。

ノードグリーンについて

デンマークに本社を置くノードグリーンは北欧のミニマルなスタイルを追求し、上質で、リーズナブルな価格帯の腕時計を提供しています。ノードグリーンの腕時計デザインを手掛けるワグナー氏は、ニューヨーク近代美術館(MOMA)に作品が常設展示されるほどで、デザイン界では知らない者はいない著名なデザイナーです。

 ノードグリーンは腕時計ブランドの枠に収まらず、時計をとおして世界や環境を良くする取り組みを行っています。同社のCSR活動の一環でもある「社会貢献プログラム」は、時計購入時に「教育」「健康・衛生」「環境」の中から一つ選び、その購入金額の一部をそれぞれの国際NGOに寄付できるというものです。

 ノードグリーンの時計を購入すると、2か月分の清潔な水を1人分、中央アフリカへ提供することができます。また、インドの子ども一人に対して1か月間の教育支援を、中南米の熱帯雨林約200平方フィート(約19平方メートル)の保護に貢献することもできます。またこの支援に対して追加料金はなく、購入者は時計の裏面に刻まれているシリアルナンバーからどこのNGOへ寄付したかが分かる仕組みになっています。

つまりノードグリーンの時計はデザインや品質が高いだけでなく、身につけることで地域社会や環境に貢献している「アイコン」になるというわけです。

さらに総合評価サイトTrustpilotには同社に3,000件以上のレビューがよせられ、5段階のうち4.8を獲得しています。時計の品質もさることながら、同社のカスタマーサポートや配送サービスのスピード、保証に対する満足度が高評価につながっているようです。

バレンタインデーのプレゼントにNordgreenの腕時計はいかが?

日本ではバレンタインデーにチョコレートを贈りますが、海外では男性から花束や、カップル同士でプレゼントを贈り合う国もあります。ノードグリーンのギフトボックス、ペアウォッチは好きな時計を自由に組み合わせ可能。大切な人へのプレゼントに、二人の大切な思い出に、ノードグリーンの腕時計はいかがでしょうか?2月14日は二人の愛を『腕時計』に込めてみてください!

バレンタインギフトおすすめコレクション

パイオニア(Pioneer)は男性に人気のクロノグラフ。2021年GOOD DESIGN賞を受賞
ネイティブ(Native)。クラシカルなデザインが人気でペアウオッチとしても最適
ユニカ(Unika)。文字盤、ケースの種類が豊富。2021年GOOD DESIGN賞を受賞